光のコントロールは難しい

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今日も失敗談聞いてください。
「寝室は暗くしたい」というのがお客様のご希望でした。
私はこの時カーテン窓回りのご相談でお客様とお会いしていたので
窓回りのファブリックで暗くするという条件を満たすものは
遮光カーテンをお勧めするしかないだろうと
考えており、いくつか生地をご提案しました。
しかしお客様のお好みカラーは白色で苦戦しました。
だって白って光を通しやすいから。
遮光カーテンは幾つか種類がありますが
割と黒い糸を用いたものが多いのです。
黒を組み合わせると遮光率が良くなる、つまり光を通しずらくなる。
なので表白い生地で光をブロックさせるには
裏に光を通さないものをプラスしなければならない訳です。
遮光生地を裏地に使うか?でも生地が2枚になると重さが増す。
じゃあ裏にバッカ―(生地の裏にアクリル樹脂をコーティングしてあるカーテン生地)の付いてる生地が良いかも
ということでいくつかご紹介してお選びいただきました

これ最初のところから間違えてました。

お客様は部屋を暗くしたい。
でも
カーテンで窓を塞いでも
光を塞ぐには限界があります。


部屋を昼間でも真っ暗にしたい方
これから戸建てを建てるご予定の方は
ぶっちゃけシャッターまたは雨戸を取り付けて下い!

マンションの方
あきらめてください!(笑)
窓やカーテンボックスの形状が一律ではないので適格のなアドバイスは難しいのですが
遮光カーテンを2~3重にしてしのいでください。
腰窓なら床まで長く、掃き出しならブレイクスタイル(カーテンの裾が床に引きずっているデザイン)にして窓とカーテンの隙間から光が漏れるのを極力防いでください。そうすれば昼でも真っ暗な部屋とすることが出来ます。

つまり
窓をいくら遮光の等級が高い生地で覆っても
窓の隙間から光は漏れてしまうわけです。
もちろん何もしないより遮光カーテンをかければ
暗くなります。
デモ
光漏れが気になる方には
とことん気になるわけです。

慣れちゃうから良いわーという方は
問題ないのですが
職業柄昼間安眠したい方もいらっしゃるので
お客様がどのくらいの暗さを求めていらっしゃるかは
打合せの段階で確認し
場合によってはカーテン以外のシャッター等の提案も
可能な場合はしないといけないなと思いました。

今回の失敗で
戸建てのお客様で昼間でも真っ暗な部屋を作りたい方が今後現れたら
必ずシャッター併用をお勧めしようと心に誓ったのです。

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