【実は良いかも!】カーペットと絨毯

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【何が違うの?】 カーペットとじゅうたん 

絨毯、カーペット、ラグいろいろあるけど違いは何?どんなところに使えばいいの? ハウスダストはホントのところどうなの?

「家をリノベーションしようと思うけど、ホテルによくあるように寝室の床をカーペットにするのはアリ?
絨毯とカーペットは違うものなの?
玄関マットとラグは何が違うの?
良くかわからないから教えて!」知人からカーペットについて質問が来ました。

カーペットは一般的に室内の床に敷く、織物や籐製の敷物の事を言います。


カーペットは一般的に室内の床に敷く、織物や籐製の敷物の事を言います。古くはヨーロッパでは壁を飾るタぺストリーも同類の物とされていました。
日本では英語読みと漢字読みを使い分けていて絨毯を翻訳ソフトで変換するとカーペットとなります。つまりカーペットと絨毯は同じものということになります。

でも日本では絨毯は価格の高い物、カーペットは安価な物というイメージを持っている方が多い印象を受けます。

そして絨毯の中でも手作業で織られた最高級品を段通(絨通)ということが多いと思います。

サイズによって呼び方が変わる

そしてマットやラグの違いですが、畳1畳分程度までのサイズの物をマットと呼び、ソファーやダイニングセットの下に敷くくらいの大きさの物をラグと呼んでいるようです。この二つの製造方法に違いは有りません。

カーペットところ変われば

では英語圏ではどうでしょうか。イギリスでは敷き詰めるタイプの物を絨毯と呼び、敷き詰めないものはラグと呼ぶそうです。またアメリカでは機械で織られたものをカーペットと呼び、手織りの物をラグと呼ぶそうです。このことはとても興味深いので旅行に行く先々で今後も情報を集めたいと思います。

タイルカーペット

また 主にオフィスなどで見られ、近年家庭用にも見られるようになった、 50センチ角にカットされたものはカーペットタイルと呼ばれています。

カーペットは安心素材

カーペットは繊維を使って作られている床材なので足ざわりも良く、寝室には最適な床材です 。また 滑りにくい素材なので、階段にも良いと思います。

余談ですが家庭内の事故で多いものが溺死と転倒、墜落です。カーペットが敷いてあれば、滑りにくいので転倒しずらくなり、万が一転倒した場合も繊維からできている カーペットはクッション性が高いので、衝撃を軽減させることができます。

カーペットは遮音効果も期待できる

遮音効果も期待できます カーペットの構造は、繊維でできているために、表面に空気を含んだ層が 作られるため、衝撃音の一部が吸収されて音を低減してくれます。

ペットにとっても嬉しいカーペット

フローリングはペットにとって滑りやすいため、身体を支えるために股関節や後肢に大きな負担が掛かり、股関節の病気や脱臼の増加につながっているといわれます。 

その点カーペットは爪の引っ掛かりがあるため、「すべりにくい」という点においては、ペットに適している素材です。

犬や猫がソファから床に飛び降りる際にも、カーペットのクッション性が衝撃を吸収してくれるので安心です。

また掃除の際に排気による抜け毛の舞い上がりを抑える効果もあります。

最近では、タイル状のカーペットを使うことで、汚れた部分だけ手洗いできるものや、防臭、防ダニ、撥水効果の高い商品も増えています。 

ペットのいるご家庭では特に、柔らかな肌触りと調湿性、消臭効果のあるウールをおすすめします。

そうはいってもカーペットにはハウスダストについて良い印象がないから心配。

カーペット=ダニのイメージは無いですか?

残念ながら生活する上でダニを完全に0にすることは不可能です。

そしてダニはカーペットだけに居るわけではありません。


ダニが繁殖しやすい環境とはどんなものでしょう?
「高い湿度」「エサ」「潜り込む場所」この 3つがダニの生息条件と言われています。
この条件が揃えばどこにでもいつくわけです。
ですのでカーペットに限らず、 
こまめな換気で湿気を防ぐ、または 日に干せるものは干して乾燥させる。
食べ物を落としたりこぼしたら素早く取り除き
掃除機をかけてゴミとダニ(ダニの死がいも)をすいとることが大切です。

ハウスダストの舞い上がりを抑えるカーペット

ダニの死がいなどはハウスダストとなり、アレルギーの原因とされます。
カーペットはアレルギーの原因とされるハウスダストの舞い上がりを押さえる効果があります。(日本カーペット工業組合の実験で証明されています。)
 
日本カーペット工業組合さんが「ハウスダスト舞い上がり抑制効果」に関する実験を2013年に実施しました。

 実験は、歩行を想定(軽量床衝撃音発生器で床を叩く)したハウスダストの舞い上がり量を、カーペットとフローリングで比較しました。

 結果、カーペットでの舞い上がり量はフローリングの10分の1というものでした! 

また、瞬間的には最大20分の1という結果も示されました。 

ウールカーペットは調湿効果があります

この他にもカーペットには調湿効果もあります。
これはウールが 持つ湿気を吸ったり吐いたりする性質を機能を上手く生かした生活の知恵のようなものです。
ウールを使ったカーペットは部屋の空気を快適に保ってくれる調湿効果があります。
湿度の高い時はウール特有のニオイがする場合があり、湿度が高いというサインを出してくれます。
湿度の高い時には換気をしっかりして、部屋の湿度を下げるようにすると良いと思います

まとめ

このようにカーペットは
ポテンシャルの高い床材でありながら、
  今やフローリングに押され勝ち。
お手入れを正しく行えば足ざわりもよく、部屋の調湿もしてくれる素材です。
 歴史も長く、織り方によっては芸術作品にもなるような振りはばの広い素材。ファブリック好きな私にとってはもっと深掘りしてみなきゃと思わせてくれる素材です。
ピーミキおすすめ!寝室には カーペットをおすすめします!

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