こんにちはピーミキです。
フローリングって床に貼ってある木の板の事でしょ?そんなの色が違うだけでみんな同じじゃないの?
フローリングには大きく分けて三種類あります。パッと 見は同じようなフローリングですが、フローリングには大きく分けて三種類のフローリングが有ります。
フローリングの種類
- 無垢フローリング
- 突板フローリング
- シートフローリング
①無垢フローリング(単層 フローリング)とは
フローリングと聞いて 真っ先に思い浮かぶのは無垢のフローリングではないですか?天然の木から採れる1枚の板そのものを厚み方向に貼り合わせをせず(単層)に使った 床材です 。
木の持つ独特の風合いや、色、柄、香りを楽しむことができます。無垢材は 温もりと適度な堅さが足に心地良いですがこれは、熱伝導率が他の建材よりも格段に小さい値だからです。
無垢材が持つ自然の保温性が、触れたときに肌の熱を奪うことなく、素足にやさしい肌触りとなります。
また木は生きているので、呼吸します。空気が乾燥する季節は水分を発散し、湿気が多い時期は水分を吸収します。
無垢材のフローリングはこの機能を部屋に取り込み湿度の調整ができます。
デメリット
ただしこうして呼吸する際に木は伸縮します。乾燥時は縮み、湿気時は膨らみます。フローリングに加工する際この木の持つ水分を適切に調整することがフローリングメーカーの腕の見せ所でもあります。もし適切でない場合反ったり、割れたり、フローリングどうしの間の隙間が大きくなることも有ります。無垢の木は、経年変化を楽しむ素材です。使い込んで時間が経つほどに魅力を増していきます。時間とともに色が濃くなったり、薄くなったり、丸みが出たり、艶が増したり…木の種類によって年の取り方もさまざま。この経年変化こそが、無垢と暮らす醍醐味と言えるでしょう。
お手入れ
日常のお手入れ掃除機で床表面のゴミやホコリを取り除き、乾いた雑巾やモップでカラ拭きしてください。床を拭く場合には乾いた雑巾で行ってください。水ぶきはおすすめできません。
落ちにくい汚れは固く絞った雑巾で汚れをおとし、必ず水分が残らないよう乾拭きをしてほしいです。
板の隙間のゴミはほとんど掃除機などで取り除けます。粘土質の物が隙間に詰まった場合にはつまようじ等で取り除いてください。
木の弱点は水に弱いこと 。水を含むと変形や、変色したりする原因となります。床拭きロボット、スチーム洗浄機は使用しないで下さい
また科学雑巾(〇スキン)を長時間床の上に放置しないで下さい。 変色の原因となります。
年に一回ワックスがけについてはフローリングの仕上げの塗装がなにかによって変わります。 仕上げによってはワックス不要の物もあります。傷がついたとしても、表面を研磨して塗装し直して補修することができるのが無垢材の強みです。 むしろ古い建物などで見かけるように傷跡さえも味になっていきます。手間をかけただけ愛着が膨らむ素材です。無垢フローリング、複合フローリングは塗装状態によって、お手入れ方法の詳細が違いますので、ご注意下さい。
②突板フローリング(複合フローリング)
合板などの基材に化粧単板を貼ったフローリングです。
化粧単板とは木を薄くスライス(0.3から 2ミリ) したもの。
反りや縮みなど狂いが少なく、バリエーションが多いのが利点です。
表面の化粧単板は薄単板から厚単板まであり、厚単板ならムクフローリングに負けない、木の質感が味わえます。膨張や伸縮が少なく温度や湿度の変化に強い特徴があり、反り、割れが起こりにくいので、床暖房に使えるものが多いです。さらに、戸建て用、マンション用、水回り用、床暖房用など用途別に種類があるのも複合フローリングの特徴です。天然木の風合いを感じられ、機能性と手頃な価格帯を合わせ持ったところが魅力です。
デメリット
厚さが一ミリ以下しかない突き板フローリングは、表面材の厚さを超える深い傷が入ると下地が見えてしまいます。物を落とした衝撃で表面材が割れてしまうこともあります。このようなダメージは修復も難しく、リペアのためには、傷ついた部分の張り替えが必要になることもあります
突き板フローリングは表面に天然木を使用しているものの、突き板の厚さは1mm以下と薄く、無垢フローリングと比べると安っぽく見えてしまうのは否めません。(人間の目は見ただけで物の質量まで感じてしまう所は凄いですな。)複合フローリングの中でも突き板が厚いもの(挽き板=厚さ2mm程度の天然木)フローリングを選べば、価格は上がるものの、無垢フローリングに近い見栄え とリペア技術を使う事が可能になります。
お手入れ
複合フローリングも表面は木材の為無垢材と同様のお手入れ方法となります。
③シートフローリング
シートフローリングは②の複合フローリングの仲間です。表面の材料が木のスライスではなくシートで 作られています。つまり木ではないもので作られた木に見えるフローリングです。シートは、オレフィンなどの樹脂や紙などに木目模様をプリントした物です。シートフローリングはテクノロジーにより、天然木フロアの欠点を解決し、擦り傷や汚れ、日光に強く、お手入れ簡単で、美しさが持続する、ノンワックスフロアです。残念な天然木ならではの経年の変化による風合いを楽しむことはできないです。
デメリット
シートフロアの柄はあくまでも印刷によるものです。いくら印刷技術が向上しても天然の木目が楽しめず木のぬくもりも感じません。冬場は特にひんやりとしており、無機質な印象を受けることもあります。
お手入れ
手順は天然木フローリングと共通です。掃除機で床表面のゴミやホコリを取り除き、乾いた雑巾やモップでカラ拭きしてください。
落ちにくい汚れは、【水】または【中性洗剤】を含ませて固く絞った布で落とし、【水】を固く絞った布で拭き取り、水気を良く取るよう、から拭きしてください。傷、日焼けに強いシートフローリングですが、木質系フローリング同様のお手入れ方法です。
- ロボット、スチーム洗浄機は使用しないで下さい
- また科学雑巾(ダスキン)を長時間床の上に放置しないで下さい。 変色の原因となります。
シートフローリングについて興味が沸いた方はこちらもどうぞ↓
今の時代天然木が神ではない理由。掃除を楽したいなら絶対シートフローリングです。【インテリアコーディネータ―歴15年の私が徹底解説】
まとめ
フローリングの種類
1.無垢フローリング
2.突板フローリング
3.シートフローリング
フローリングのそれぞれの違いを理解して、あなたの住まいに合ったフローリングを選択してください。
コメント